藤田九衛門商店

KOIYAKI JOURNAL

2011.01.31 (Mon) 鯉に恋するジャーナル

鹿食之免

日本で唯一、時の権力に左右されずに肉食を肯定し続けているお札です。
仏教が大陸から入って明治時代の始めまで”殺生はしてはいけない”と言う思想が 定着した時代になったこともありました。しかし本当に日本は魚中心の食文化だったのでしょうか?

鹿、猪、狸、熊、雉、鶴、鷺、鶫、山椒魚など、昔の日本の文献に料理法が記載されております。日本のジビエについてもう一度考え直してみたいですね。

もちろん、縄文時代それ以前、数千年前から、狩猟は当り前の様に行なわれていて、 鹿、猪、野鳥などは、信濃之国の人々の重要なたんぱく源でありました。

 

http://gibier.nagano-ken.jp/e3587.html

“鹿や、熊を殺すと可愛そう”と言う人がいますが、牛、豚、鶏も、 命を奪う事は同じ。又、植物のトマトや胡瓜等も、血は出ないがちぎられ て、命を立たれていると言うのは同様の行為ではないでしょうか?

日本人は、肉食に限らず全ての食事の前に、「いただきます!」後には、 「ごちそうさま!」と声に出して言いますよね。
この感謝の気持ちが一番大切なんだろうなぁーと思っております。

店主

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