藤田九衛門商店

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KOIYAKI JOURNAL

2011.05.29 (Sun) 鯉に恋するジャーナル

日本料理存続の危機か?!鮮魚が食卓から消える日が近づいてきております!

まずは淡水魚から、ぞくぞく放射性物質が検出されだしました!

福島のアユ漁解禁延期へ 淡水魚から基準超セシウム続々

http://www.asahi.com/national/update/0528/TKY201105280577.html?ref=rss

まだ川魚は場所が特定されているから規制が出来ますが、問題はこれから海に流された放射性物質を、魚がどのように運ぶか?が問題ですね。

ヨウ素とセシウムは早く検査結果が出ますが、プルトニウムや、ウランなどは結果が解るまで2ヶ月ぐらいかかります。したがって、冷凍保存出来るマグロなどの大型の魚は検査結果を待って、刺身で食べる事が出来ますが、鯛、平目など近海の白身や、小型の青身のような冷凍すると刺身として使えない種類の魚は、二度と食べられなくなるでしょう。

2ヶ月間冷凍しないで腐らない魚はいないでしょ!?

検査をして基準をクリアすれば、焼物、煮物などは大丈夫!一度冷凍した白身の刺身はぐしょぐしょしておいしくない!

 

つまり、釣り上げたばかりのぴちぴちの魚を船の上で捌き、お刺身にして食べるなんてことは、これからは出来なくなるのではないでしょうか?

あと、汚染された魚のゴミの処理についても、武田先生のブログに注意が必要と書いてありますので、調理師の方は絶対目を通しておいた方が良いと思います。

海の汚染の考え方と問題点

 http://takedanet.com/2011/05/post_002e.html

武田先生のブログにもありますが、お寿司屋さんは今後相当苦戦すると思います。レベルの高い店ほど被害が大きい!皮肉な事に、全部冷凍食品しか使わない安物のすし屋さんほど対応可能です。

海外のSUSHI屋さんのように、マグロとサーモン、あとタマゴとカリフォルニアロールしかない店は存続可能です!!!

日本料理の伝統が、我々の代で途切れてしまうのか?

 

店主

 

 

 

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