藤田九衛門商店

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KOIYAKI JOURNAL

2010.12.22 (Wed) 鯉に恋するジャーナル

人間の歯から食生活を考えてみる?

人間はベジタリアンではありません「雑食です。」自分自身の歯が証明しているのではないでしょうか?

サメの歯は100%肉食の歯になっています。また、ヤギの歯は草をちぎる歯と、磨り潰す歯を合せて100%菜食の歯であります。

私が飲食に携わる者として、人は何を食べるべきなのかを考えたときに、歯の形(役割)、本数(割合)から献立を考えるのが一番自然な形だと思っております。

 人間の歯の数は全部で32本(親知らずを含む)あります。その内訳は、門歯(前歯)が上下二対ずつ、犬歯(糸切り歯)が上下一対ずつ、そして臼歯が上下五対ずつとなっています。つまり人間の場合、肉(動物食)を食べるための犬歯が「一」なのに対し、植物を食べる歯は、門歯の「二」と臼歯の「五」を足した「七」あるということです。

この「七対一」という歯の割合を、そのまま植物食と動物食のバランスに当てはめたのが、「植物食を85%、動物食を15%」という食事バランスなのです。

     植物食と動物食のバランスは、85(~90)対15(10~)

     全体としては、穀物を50%、野菜や果物を35~40%、動物食は10~15%

一回の食事で、このバランスが取れていれば最高ですが、人間生活していれば会合に呼ばれてご馳走を頂く事があったり、忙しくてまともな食事が取れない時もあるでしょう。一日のトータルバランス、2~3日間のすべて食事でバランスを取れば良いのではないでしょうか?

ファーストフードばかり食べるのも良くないと思いますし、野菜や穀物だけしか食べないのも絶対良いとは言えないでしょう。

すべてはバランスが一番大切なのではないでしょうか?

店主

 

注意「近頃は、肉食は悪で菜食主義者になれば地球が救われる!!」などと警告している怪しげな宗教団体がありますが、突き詰めていけば、根拠がまったく曖昧な部分が多くて、皆様も騙されない様にお気をつけ下さいませ。

 

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