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KOIYAKI JOURNAL

2011.01.26 (Wed) 鯉に恋するジャーナル

鳥インフルエンザは自然からの警告でしょうか?

鳥インフルエンザの菌を運んでくるのは、野生の鳥が感染源だと言われております.

彼らには、国境も海も関係なく空からやってくるので、防ぎようがないのではないでしょうか?

しかし、鳥インフルエンザで絶滅した野鳥は聞いた事がありません。鴨などは感染しないで糞からだしてしまうそうです。野生の鳥は強いですね!

 

人間の食料として飼育されている家禽だけ、集団感染して大量死するというのは、飼育の仕方に問題があるように思えてしょうがないです。(私は獣医ではなく、専門家ではないので憶測です。)

雛のうちは無菌室のようなところで育てられ、大きくなっても狭い場所にギューギュー詰め、病気にならないように薬の入った餌を与えられて、まちがいなく運動不足の肥満体!

そんな健康状態だから当たり前のようにウイルスにやられてしまうんでしょうね。まずこういった飼育状況を改善しないと、いくら殺菌消毒、隔離、殺処分を繰り返しても意味が無いように感じるのは私だけでしょうか?

私が考えるのは、「生産者の飼育状況が悪い」という事だけがすべての原因だとは思いません。

生産者さんは、コストを切り詰めて人件費を削って、如何に大量に飼育して、生活するための利益を出し。海外の安い商品に対抗するべく必至に努力した結果、もとめやすい価格の商品が消費者に届いている。

活地鶏専門「かしわの川中」(参照)

http://www.jidori.net/tenpo/youkei1.htm

健全に育て、健康で肉質の良い鶏肉を生産しようとしたらコストは高くなるのは当たり前です。そういった良い商品を作ろうとする生産者さんの生活がなりたたないという、社会のシステム構造がやっぱり間違えているのではないでしょうか?

健康状態が最悪の病気でしまりの無いブロイラーを購入する、安ければなんでも良いという消費者の意識も変わらないといけないと思います。

昨年の口蹄疫と、この鳥インフルエンザは、自然からの警告だと思います。人間の浅はかな知恵で鳥や動物を都合の良いように改良したために起こった必然の現象ではないでしょうか?

今こそ、社会全体がお金に振り回される価値観から脱却して、全うな仕事をしている人が幸せな生活が出来る社会になるように努力しなければいけないと思いました。(民主党のバラマキ政策は根本的な改善にはまったく役に立たない!!!!!!!!)

鳥インフルエンザについて、ウィキペディアより

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6

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