KOIYAKI JOURNAL鯉に恋するジャーナル
2011.05.04 (Wed) 鯉に恋するジャーナル
生食用の肉で許可されているのは馬肉だけです。
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=YuTHc16Uwtc]
http://mytown.asahi.com/areanews/ishikawa/OSK201105030072.html
経営者の食品に対する安全管理が全く出来ていない点は、非常に問題ですが、この事件には大きく3つの問題があると思います。
1、経営者の食品に対する安全管理の問題。
2、厚生省の役人が事業者にすべて責任を擦り付けている問題。
3、安すぎる食品を、疑いもせずに注文する消費者の意識の問題。
1、はメディアが指摘している通りです。
2、私が常日頃からブログで書いている通り、原発事故に対する経済産業省と、食中毒死に対する厚生省の対応は全く同じ!
役所が生食用の肉の許可をしているのは、馬肉だけです。(一般消費者は知らないと思いますが…)保健所職員は、公然と焼肉屋のメニューのユッケ、生レバ、など見て見ぬふりをしているが、一度事故が起これば手のひら返して、「私はちゃんと指導してます~!」ってね!
常に役人は自分たちだけは責任逃れが出来るようにしているのです。
食品衛生検査代や、講習代など、事業主から強制的にお金を巻き上げて、安全を指導する仕事はしないわ、事故があっても責任はまったく取らない!
国民の衛生状態なんて始めから役所の人間はまったく興味がないのです。自分の月々安定した給料にしか興味がないんですよ!
どうすれば消費者の安全を守れるか?食中毒事故が減らせるか?なんて真剣に考えたことなど一度もないんじゃなないでしょうか?自分たちさえ良ければしらんぷり!
普通の事業者はお客様の事を日々考えながら経営努力していますよ!
国の機関は一回ぶち壊して、全部見直さないといけない時期に来ているのではないでしょうか?
3、消費者の皆様へ
今一度考えてみてください。
社員の給料、アルバイトの給料、お店の家賃、電気・ガス等光熱費、宣伝広告費、食材費。
飼育農家の人件費、牛の餌代、食肉処理加工業者人件費、食肉小売業者への費用、それを運搬する運送費。
だいたいこれぐらいの費用が販売価格に上乗せされているのです。さて
この焼肉屋さんの280円ユッケの原価はいくらだと思いますか?仕入れ値を正確に知っているわけでは御座いませんので正確にはわかりませんが、おそらく100円もしないでしょう。(相当卸売り業者の値を叩いたと思われます。)
このような安売り競争が続くと、食品安全管理を徹底したくても、完全にチェックするための適正な数の人員を雇えないと思います。
したがって、人が雇えないから、化学薬品などでの消毒や、加工処理をするしか方法はなくなります。
このまま食の安全を無視して、低価格競争が続くと、まっとうなお店はまちがいなく利益を出せずに経営を断念するでしょう。
近い将来、安心、安全なお店がなくなり、安全面に問題があるお店しか生き残らず、最終的には消費者が自分の首をしめていくことになります。
「安物買いの銭失い」ですめば良いですが、いくら銭を積まれても、多寡だか5~600円安いだけで、命失ったら取り返しが付かないですよ!
放射能と同じで、食品添加物もじわじわ健康に害をだす。しかも原因を特定する事が出来ないから役所は得意の知らん振り!
お役所は一切責任なんて取ってくれませんので、お気をつけ下さいませ。
店主