藤田九衛門商店

トップページ > 鯉に恋するジャーナル > 政府についていけない、日本の実力のある地方も独立していくのでしょうか?

KOIYAKI JOURNAL

2011.09.16 (Fri) 鯉に恋するジャーナル

政府についていけない、日本の実力のある地方も独立していくのでしょうか?

フィレティーノ村が試し刷りした独立後の新通貨フィオリート紙幣=同村提供
「独立」を目指す方針を表明したイタリア中部のフィレティーノ村=ロイター

 イタリア中部の山村が、国の緊縮財政策の一環として小村廃止が浮上したことに反発、「独立」と「独自通貨導入」を目指す方針を表明した。

 国の補助金削減や増税、歳出削減を押しつけられることへの反発もあり、ベルルスコーニ政権の財政再建をめぐる議論に一石を投じている。

 「イタリアから離脱し、公国になる」。ローマの東約70キロ、フィレティーノ村のルーカ・セッラーリ村長(45)は訴える。山手線の内側より2割ほど広い78平方キロに600人弱が住む。

 伊政府は8月中旬、全国の約2000の人口1000人未満の村を統合し、補助金を減らす案を示した。村長は耳を疑い、「小村独自の文化や方言が絶える。認められない」と「独立方針」を表明した。

 リゾート地の村は、冬休み中なら5000人超のスキー客らが定宿を取る観光名所。水や森林資源もあり、「独立しても財源はある」と計算できた。

 村は独立後の君主を探して旧伊王家の子孫に接触。独立後の新通貨「フィオリート(『花盛りの』の意味)」の試作も始めた。

(2011年9月16日11時51分  読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110915-OYT1T00961.htm?from=main5

関連記事RELATED POST