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KOIYAKI JOURNAL

2013.08.16 (Fri) 鯉に恋するジャーナル

月艸乃雫 生産現場より

月艸乃雫 生産現場より 「月草の雫」の素材であるツユクサです。畑に植えると雑草に埋もれてしまいますので、多数の鉢植えで育てています。有機肥料よりも格段に衛生的な無機肥料を若干使用し、もちろん無農薬にて栽培しております。通常の農業では雑草扱いされている植物ですので除草剤などは使いたくても使えないからじゃないですヨ。今年は5月頃から暑かったせいか全体的に元気が悪く、近辺でもほとんど咲いているのを見かけません。 アップ。花弁の大きさは一枚が人差し指の爪ぐらいです。この花弁は丸っこいですが、ひし形に近いものもあります。日の出前後から蕾が開き始め、6時過ぎ頃から本格的に開花します。水滴は朝露が消えかけてきたもの。朝露がほぼ消えかける7時頃から摘み取り作業が始まります。本格的に夏の日差しが照り始める中、花弁がしおれ始める11時過ぎまで休むことなく(時間との勝負なので休めません)摘み続けます。後述のアオバナのことを草津では地獄花と呼んでいたそうですが、真夏の晴れた日の朝から昼まで続く苛酷な摘み取り作業はまさに焦熱地獄だったとのこと。連日の猛暑の中、先人の苦労が我が身に染みる毎日です。 こちらが観賞用兼資料用として庭で育てているオオボウシバナ、通称アオバナです。 ツユクサの変種で滋賀県草津市の特産品であり、市の花でもあります。この春に草津を訪ねた折に苗を分けていただきました。 こちらも今夏の猛暑のせいか葉茎に元気がないわりに大量に花が咲いたせいで、なんだかえらく品のない画像になってしまいました。ホントはもっと真っ青な花が綺麗かつ上品にに咲くはずなのですが。苗を植える時に株を寄せすぎたせいかも。所々枯れているように見えるのは花が咲いた後、種が出来つつある状態です。 兵庫農園より 店主 拝

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