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KOIYAKI JOURNAL

2012.01.05 (Thu) 鯉に恋するジャーナル

悲しいことですが…よくあること…

「食べログ」でやらせ投稿 39業者が順位上昇請け負う

2012.1.5 06:56 (1/3ページ)ネット社会

 

 飲食店の人気ランキングサイト「食べログ」が、好意的な口コミ投稿の掲載や順位の上昇を請け負う見返りに飲食店から金を受け取る「やらせ業者」にランキングを操作されている事例があることが4日、運営会社のカカクコム(東京)や飲食店関係者への取材で分かった。カカクコムは現時点でやらせ業者39社を特定しており、田中実社長は「今後は不正業者の業務停止を求めて提訴するなど断固とした措置をとりたい」としている。食べログは昨年11月の月間利用者数が3200万人以上に達し、影響力が大きく、やらせによって客入りの悪い店が“繁盛店”に変身する場合もある。カカクコムは、サイト内の監視を強めるなど対策強化に乗り出した。

 都内の飲食店関係者によると、やらせ業者はIT関連会社や投資顧問会社を名乗り、店舗を個別に訪問。「店舗の点数を確実に上げる」などと勧誘し、月間約10万円の報酬で、やらせの口コミを毎月5件ずつ投稿する提案をしたケースがあった。運営会社に把握されない巧妙な操作で、人気店であるかのように見せ掛けるという。

カカクコムは、昨年1月にやらせ業者を確認、最近になってサイト内の運営ポリシーのコーナーに「不正業者が存在することを確認しております」と掲載した。ただ、トップ画面など閲覧者の目に付きやすい場所で、やらせ業者による口コミ投稿の可能性について注意喚起を行っていない。

 食べログは一般利用者が投稿した評価を独自の方法で集計、点数表示する。店の感想など口コミも掲載され、人気を集めている。

 偽計業務妨害の可能性

 元検事でネット上のトラブルに詳しい落合洋司弁護士の話「食べログは飲食店の利用者が感想を書き込むことで成り立ち、店に対する評価の信頼性が維持されている。いわゆるサクラ(請負業者)が対価を受け取り、店にも行かずに評価を組織的に上げるビジネスモデルなのであれば、データの信頼性を損なわせるため、運営会社に対する偽計業務妨害罪に問われる可能性がある」

法的手段取るしかない

 

 堀部政男一橋大名誉教授(情報法)の話「今回の事案は選択の前提となる情報の信頼性を失わせるような行為だが、完全に防ぐことが難しいためこうした不正業者は後を絶たない。サイトの運営会社は利用規約に基づいて不審な『口コミ』を削除しているのだろうが限界はある。不正が明らかになった時点で法的手段を取るしかないのが現状だ」

 【用語解説】食べログ

 平成17年にサービスを開始した飲食店の検索サイト。全国約67万店舗の情報が掲載されている。一般利用者が投稿する口コミなどに基づき、5点満点で各店舗の点数をつける。料理のジャンルや地域などのキーワードで検索すると「点数順」「人気順」「最近の注目順」で店舗のランキングを表示。23年11月の月間利用者数は前年同月と比べて約4割増の3201万人。

 

この不景気!利益出すためなら、詐欺であろうがなんでもアリなんでしょうね。

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